東サラ21年産駒募集について

お世話になっております。

10年くらい先に発売されるであろうFallout5のウォーミングアップも兼ねてアパラチアに帰還しました。りくそうです。

 

さて、6月20日 12時より東京サラブレッドクラブの21年産駒の募集が開始されました。6月28日 12時の時点で申し込み口数が1000口に到達すると募集が停止されてその中から抽選される、というシステムは独特だなと思うと同時に、母馬優先や第一希望があるけど他クラブで立ちはだかる所謂実績枠というものがないのはチャンスが平等なのかなとも。キャンセル募集のチャンスが1000口の抽選漏れのみというのは厳しい気もしますが、一度落ちた人への救済と捉えると有情とも考えられますね。

以下募集ラインナップのリンク↓

www.tokyo-tc.com

 

今年の募集について、リストを1度自分でバーっと見てから21/53頭に絞り(?)、同じPOG仲間であり、知り合ってから案外長い血統オタクたちを招集しての検討会を実施しました。血統研究家の玄野源氏、一発に自信ニキのシオノゴハン氏、お二人にここで謝辞を。いつもありがとうございます。宣伝のためにtwitterとかのリンク貼って等、希望あったら言ってね。

 

当クラブに求めている馬は、ずばりクラシックを目指せる馬。毎年の様に賑わせてはいるので、それを探したいという思いが強いですね。単純なクラシック出走率や勝率、実績を追い求めたらシルクやキャロットのノーザン系や社台サンデーの40口になることは勿論理解してますが、そもそも入会や出資の壁が恐ろしいほど高いとこに新規で突っ込む真似は正直したくないし、バイヤー系ならではラインナップを楽しみたいから、というのが東サラ入会の動機でもありました。

ただ今回一覧をざっくり眺めていて、思ったほど(素人知識でもわかるほどの配合的に)ピンと来る馬が少なかった印象です。いや、ラストグルーヴ21とかめっちゃロードカナロアな見た目してるなぁとか思いましたが、(多分庭先で)一口価格が18万はだいぶ攻めてるでしょう……と敬遠。何事も予算というものが付きまといますからね。

価格に関して言えば競馬バブルを迎えていると言っても過言ではない状況下と物価含め色々と高騰している状態なので、ある程度の上昇は仕方ないし、これは所属してる他クラブでも同じだろうとは考えているので、今回東サラの募集では可能な限りお手頃(希望としては一口10万まで位)で血統的にも良さげな馬をチョイス、が価格発表後の小さなテーマになっていました。

 

では、今年申し込んだ馬を晒し挙げていきます。これは僕が欲しいから競合しないでね!のサインであることを予め断っておきます。

 

生産:辻牧場 栗東田中克典厩舎予定 募集価格2,400万(一口価格6万)

サンドグロース21

これは女版タイトルホルダーや!と5代血統表をぱっと見た時に思ったことです。

Gone West(Mixed Marriage)、Sadler's Wellsが入るのが共通し、現在ドゥラメンテの成功配合と言えます。今年の2冠牝馬スターズオンアースも母母スタセリタからSharpen Up経由でMixed Marriageが入っています。

最初この仔に第一希望突っ込むか!?と若干掛かり気味だったものの、検討会でも指摘を受けましたが、ブラックタイプが弱いのです。母サンドグロースは入着のみで未勝利。本馬のきょうだいも日本では地方で1勝。2代母Gentle On My Mindの姪には英オークスTaghroodaがいますが、あとは4代母の枝葉にG2勝ちが1頭、G3入着が1頭のレベルで決して思わず手を出したくなる優秀な牝系とは言えず。でもそんな馬でも走る時は走りますからそこに賭ける形で。

母系の底力という点には期待が持てないものの、顔つきは可愛らしいし(重要)、ドゥラの配合としては良いし、歩様は少し硬いけどアカイイトなど渋い活躍馬の多い辻牧場生産で、厩舎生え抜きのピンハイで牝馬クラシック2冠とも掲示板を確保した期待の若手調教師の下でどう育ってくれるか、という期待値込みで申し込みました。

1000口行くまで人気するかなとはあまり思わないものの、一口価格は今回の中で安い部類に入るので、その面での人気は心配ですね。

 

  • ブラックスビーチ21 (父モーリス)

生産:社台ファーム 栗東安田隆行厩舎予定 募集価格3,600万(一口価格9万)

ブラックスビーチ21

第一希望馬あれ?クラシックは?

カタログ眺めてて良い馬体だなぁと目を引いた1頭。今回唯一のモーリス産駒でもあります。

モーリス産駒でサンデーのクロスはやや割引材料ではあるものの、母父ディープでNureyev、Chief's Crownが入るのは21年ファルコンSを制覇したルークズネストと共通します。今年の新馬戦で強い勝ち方をしたノッキングポイントとは6/8同血でもあります(強引)

母ブラックスビーチはスイートピーSを勝つなど3勝、中距離で実績を挙げています。秋天勝ったとは言えモーリスはマイラーだと思うので、短距離の父×中距離の母の形ですね。母系としては3代母Reach for the Moonは英マイルG1 3着の経験ありで、4代母Chancey Squawは二刀流アグネスデジタルの母、それなりに期待が持てます。

目つきはやんちゃそうな印象を受けますが、馬体はかなりいいですね。母の初仔でも華奢な感じはなくほどよく筋肉はあるし、管も頑丈そうで歩様も柔らかくて好印象でした。如何にもマイラーっぽい胴はしてなくてこれは父モーリスも同様だと思うので、マイル主戦場のたまに中距離で走ることもあるかもしれません。動画では若干おっ立て気味でしたが、まぁ悪さをしなければよいでしょう。ダイヤモンドハンズくんもパドックではご立派してましたけど勝ちましたしね。

モーリス産駒は現2歳世代のノルマンディー所属を1頭出資してたので、ピックアップ自体はしていたものの、クラシック向きじゃない傾向強いし、何としても獲りに行くぜ!って感じではなかったのですが、他に取り立ててという評価の馬も見当たらなかったので、じゃあ馬体の良さが光ると見た本馬で、もうすぐ定年で引退される安隆先生の最後に一花咲かせるような活躍をしてもらおうじゃないの!と申し込みを決めた次第です。

第一希望投入の理由はこっちの方が人気しそうなこと、サンドグロース21と比較した際、活躍の見込みは本馬の方が高そうかなという印象から。価格面でも良いラインでマイルに強い安隆先生のところでしっかり鍛えられそうという期待値は高そうです。転厩先は翔伍先生のとこだったりしませんか?(望み薄)

 

 

以上が今回の申し込み馬です。一応サンドグロース21オークス路線進める馬だと思うのでクラシック馬を探す、という大テーマから逸れてはいない……第一希望使わなかったけど……2頭とも出資が叶っても15万円なので、予算的にはOK。他クラブの分もしっかり残し、今年もあるかもしれない外国産馬募集にも予算オーバーながら覚悟を備えることは出来ます。(予算とは)

ノーザンファームキズナ産駒がアツくなってきていると情報もらっていたのですが、今回は1頭だけだったので、繁殖の質が更にグッと上がるであろう22年産は多めに仕入れて欲しいですな。頼みますよ!東サラさん!あとはルーラー産駒欲しいな……

最終世代のハーツクライ産駒に出資することは叶わなさそうなのは残念ではありますが、こればかりは運とかの巡り合わせだと思うので、今回は見送りましたが後継のジャスタウェイシュヴァルグランでチャンスがあればなとは思いますね。

 

さてさて東サラでは今回の募集に先立ち、○外組の馬名が発表されましたが、見事撃沈しました。我ながらちょっと安直だったかなという反省を抱え、次に繋げていきたいところ。

また夏競馬も開幕し、馬券の調子は皆様如何でしょうか?私は順調に被害が拡大しています。

馬券の話はさておき、2歳世代の出資馬たちも育成が順調だったノルマンディーのシュマンドロワが今月上旬ゲート試験を合格し、8月の新潟開催でのデビュー目標が出ました。遠い。厩舎のローカル起用騎手だと横山和生騎手が多いらしいので、もしかするかもしれません。札幌とか小倉行かないで……

またウインアイオライトも先週手塚厩舎に入厩し、ゲート試験に備えています。テンコートレーニングセンターに1日立ち寄ったとはいえ初の長距離輸送でそれなりに体重減らしちゃってますが、無事に試験を突破して欲しいところ。外厩ビッグレッドの鉾田なのか先のテンコートレセンなのかわかりませんが、合格したら一度放牧に出して8月の札幌か秋までじっくりなのか気になります。

ウインエルフリーデは今月入厩の予定が結構派手な外傷負って予定は白紙。この更新の後にウインでは月1で写真の更新もあり、立ち姿の今回は左トモに痛々しい傷があってちょっと悲しくなるなど…軽く乗り込んではいるみたいなので、状態面は大丈夫なのかなとは思いますが、やはり女の子に大きな傷はかわいそうで見たくないものですね……

東サラ組はまだまだ検疫&育成中なので特に進展なし。

 

出資馬の近況を交えつつ、今回東サラの募集についてでした。東サラの次はより難解な馬たちが待っているウインです。よく分からないから逆に楽しくなってくるし、ある意味相馬眼が鍛えられるかもしれない……やはりホームはここなのか…?

募集馬分析などはまだまだ出来ないので、(実績枠あるクラブだから)威嚇の意味を込めてまた申し込みをした馬について書ければなと思います。それでもウインは楽しそうだからおいでよ!カタログ面白いよ!読んでみてね!