出資馬のウインアイオライトに会って来ました!

お世話になっております。

最初で最後の札幌ドーム観戦に行って来ました。球場内のキャンペーンで「ありがとう札幌ドーム」みたいなのやってて、絶対に微塵も思っていないことをやっているなぁと笑いました、りくそうです。あとアクセスの悪さは聞いていた通りだなと感じましたね。北広島なら空港からのアクセスはだいぶ良くなりそうで、来年の北海道遠征にも観戦を絡めたいところ。

 

本稿は前半がCVF、後半がそれ以降の旅行の諸々な感じでお送りしています。

さて、今回放牧中の愛娘ウインアイオライトに会いに行くべく、第2次北海道上陸作戦を決行しました。計画は8月に立てていて、放牧中であることを願ってのことでした。7月末の新馬戦を終えてコスモヴューファームへ放牧に出てすぐに体重が増えだして8月下旬には500kgの数字が見えるほどで、見学に行くまで牧場に残っていてくれるか少し不安でしたが、乗り出しの予定が500を超えてからということで間に合った形でした。9月に入って乗り出しが始まったタイミングで、見学する前日の更新で挫跖のアクシデントが……数日様子を見る程度とのことで、軽症な様で良かったといったところです。

当日、道路案内などからは見るからに高速っぽいのに高速じゃない日高道を通って新冠町へ。車を出してくれた友人にここで感謝を。大変お世話になりました。

見たことある地名の看板とか眺めていると視界のあちこちに放牧地があり、そこかしこで馬や牛が草を食んでおりこれがでっかいどう……となりました。本州じゃ感じられないスケールをたっぷり味わえた気がします。

 

当初雨の心配されてましたが、何とかどんよりな曇りで持ち堪えた天候の中、事前にクラブから案内を貰い本場へ。事務所での手続き不要で、自由過ぎないかと逆に不安になりながら駐車場に着くと、すぐ近くでウォーキングマシンでくるくる回ってる馬やパドック放牧中の馬たちが。ひとしきり回って見たことある名前の馬たちばっかでそれだけでも十分テンションは上がりましたが、肝心のアイオライトの姿が見えない……マシンにいる馬の無口の名前は金網越しではまるで判別つかず、若干オロオロしだしたところで、厩舎からスタッフの方が周辺の掃除に出てきまして、これぞ天啓!と居場所を聞いたら厩舎の反対側にもパドックがあるよと教えてもらい、そちらへ向かうとすごく見覚えのある額の星と美しい青毛の馬がちょうどこちらを見ていました。

きゃああああああ!!可愛いわぁぁぁあああああ!!!
同行者に聞いてはいないですけど多分猫撫で声みたいな奇声を出していたような気もします。ずっとにやけてた自信もあります。しょうがないですわよね、こんな可愛い娘を前にして普通にしてられませんことよ!

草を食べようとするウインアイオライト

パドック内には草もなく、柵のすぐそばも草は無くなっていたので膝ついたり、無茶な姿勢で食べようとしたり、前脚カキカキして靴に砂掛けられたりしましたが、それもまた可愛い……

スタッフの方にはタンポポ以外ならパドック周辺の草毟ってあげていいからねと言って頂き、お触りの許可ももえらたので、写真そっちのけでイチャイチャしてました。至福の時間とはこのことかと……無限に遊んでいられると思いましたね……触ってても全然耳絞ったりせず寧ろ鼻こすりつけたりしてくれて愛しさが爆発しました。私が会うのは札幌競馬場以来2度目だからパパのこときっと覚えていてくれたんだね!!(自意識過剰)

馬格のある娘なので体重は500kg超えていてもフレームにあったボリュームで、新馬戦の時よりトモとかがっしりしてきたなという印象です。調教で絞っても480kg近くで次戦を迎えられそうだなと思いました。

見学していて他の馬たちにも言えたのですが、人を警戒せず構ってほしそうに鼻突き出してくるあたり牧場の方々にみんな可愛がられているんだなと感じました。(どっかの大手企業の工場と違って)牧場スタッフの方皆さん挨拶してくれるし、とても好印象で、ウインに入って良かったなと思えた瞬間でしたね。

ウインアイオライトと触れ合いご満悦の筆者

このスタンプの如く、それはもうデレデレのデレッデレでした。頬が溶解してなくなるんじゃないかってほど緩みっぱなし。サンデー系もかくやという緩さです。

羽織っていたオーシア空軍のジャケットが緑色だったからかパクついて来ようとしたので、これは草じゃないよ~違うよ~とイチャイチャ……よく犬猫や赤ちゃんに向こうはどうもしてないのに、あら~どうしたの~???とか言うやつあるじゃないですか、あれが発動しそうになりましたよね。

ほんと可愛い!天使!いや天馬か!!
終始ずっとこんな調子で、最後に次戦も応援しに行くからね、頑張ってね!と伝え、禿げそうになるくらい後ろ髪を引かれる思いで本場を後にしました。

JRAのCMに出てくるお馬さんみたいな角度でのアイオライト



お次は調教やってるか微妙な時間だけど、坂路見に行こうとエルフ分場へ。

着いたタイミングで最後の組が坂路から下りて来ていて坂路調教そのものは見れなかったですが、折角だからと見て回りました。

坂路入り口(上)、出口まで(下)

スケール感を残すため望遠なしで撮ったのですが、まずなげぇというのと坂路入ってすぐの坂の角度えぐい……聞いてはいたけど、すごいなこれ……と圧倒されました。
どうせなら見学地点まで行こうと地図を見ると見学ポイントはなんとゴール地点付近。え、これ登るんすか?まじ?

見学地点からの坂路の景色

坂路調教のキツさを身を持って実感しました。
車で見学地点まで行っていいよってクラブの案内の意味をよくよく理解しました。牧場のYouTubeでよく観るアングルでしたね。坂路コースほどの急坂はないけれど道中から息が上がり、脚も重たくなって運動不足が祟りました。

坂を下りている途中、コースの横に鹿がいるのを見つけて、鹿もここでトレーニングするんだなぁと。こちらに気付くと逃げて行きましたが、バネのある走りでした。

こっちにもパドックがあり、現役馬の他に馴致が始まった1歳馬がちらほら。さすがに本場と違いこちらのパドック放牧地では調教している馬がいるからか、現役馬は割とカリカリしていました。中には馬っ気出しながら暴れているのも。1歳馬たちは対照的にのほほんとしていて可愛かったです。コスモエルデスト21の巨体に驚いたり、欲しかったけど抽選漏れしたコスモアクセス21がいたりしました。

 

最後にウインアルテミス21がいる分場へ行きましたが、やはり放牧中で遠くに馬の集団がいるのだけ確認できました。話聞けるスタッフさんはいなかったのでアルテミス21を見るのは諦めましたが、馴致の初めの方である人を乗せる練習している馬をちらっと覗けました。

 

 

コスモヴューファームを後にして、昼食に焼きカレーを堪能。午後からは種牡馬見学にまずビッグレッドファームへ向かいました。

ウインブライト

ゴールドシップの人気っぷりはさすがでずっと見学者が集まっていましたね。隣のジョーカプチーノが対照的でちょっと可哀想に。

ウインの会員として、またうちのアイオライトの主戦が同じ松岡ということで、ウインブライトへ挨拶せねばと会ってきました。スタッドインしたばかりでまだまだ若々しく、人がいると柵の傍まで寄ってきてくれるサービス精神旺盛な馬でした。他にダノンバラードロージズインメイ、ベンバトルといましたが、ゴルシの次に人が集まってたんじゃないかな。

功労馬の放牧地にいたコスモバルクは他にも見学者がいたのに、なぜか我々が柵のそばを歩くと付いてきて、最初ボロを食べるために歩いてるだけかと思ったら、その後も付いて来たりしてなんか可愛かったです。

 

ビッグレッドの次は優駿スタリオンへ。スタリオンのスタッフの案内付きということで、何か種牡馬の話が聴けるのかとワクワクしてましたが、何分まで上の厩舎が見れます、下の厩舎に移動して、何分まで見学出来て済んだら解散です、と本当にただ案内するだけで肩透かしを食らった感覚……まぁシルバーステートにも会えて、娘さん(ウインアルテミス21)を貰いますと挨拶出来たので満足です。

シルバーステート

リアルインパクトもいたので両者見比べるとBRFのダノンバラードも含めディープの仔って似た顔してるなぁと。お顔がシュッとしてる。

 

そんなこんなで種牡馬見学を終えて帰路に。帰り道にむかわ町の道の駅で休憩し、駐車場の近くに我らが千葉ロッテの河村さんの垂れ幕があったりしました。来季の活躍を期待します。個人的には先発で観たいですね。

安平町あたりで社台スタリオンやノーザンファームの横を通り、一部とはいえ放牧地の広さにこれが大手か、と思い知らされました。資金力 is ぱわーですな……

お夕食は北海道と言ったらのジンギスカンで、調子乗って頼んでいたら割と胃が限界ギリギリな感じに。やってること学生か?

ちなみに写真はあるけど飯テロに配慮しております。(面倒なだけじゃないヨ、本当だヨ)

 

翌日は冒頭の通り、札幌ドームにて千葉ロッテ日本ハムの試合を観戦しました。唐川が同点2ラン打たれた翌日に今度は西野が勝ち越しを許すなどゲレーロの穴を埋めてほしい投手が連日失点と胃が痛くなりましたが、9回表に荻野の代わりに途中出場の藤原が同点打を打ったところで、空港に向かうバスの時間のため球場を後へ。。。バス停へ向かう途中雨に打たれながら安田の決勝3ランを知り、喜んでいいやら悔しがっていいやらとなっていました。ポンセくんもうちょっと投球間隔短ければ最後まで観れたかもしれないのに(八つ当たり)

バスに乗るとロッテファンも多く、9回裏をオスナが締めるとあちこちで勝った勝ったと声が聴こえ、私も一球速報を眺めてましたが、動画勢の隣のおじちゃんから勝ちましたよと教えてもらったりしました。みんなして最後まで試合観れなかったせいかバス中のロッテファンの謎の一体感を感じました。次は空港に近い球場で最後まで試合観たいですな!

 

そして台風の影響を心配しながらのフライトでも無事に帰宅し、1カ月半ぶりの北海道旅行を終えました。前回はレース、今回は牧場でとウインアイオライトのためとなると何でもしてあげたくなっちゃう感じで、もし将来人の親になれたのなら、まして娘が出来ようものならとても親バカを発揮しそうだというのが実感出来ました。ほんとに可愛くってしょうがないんすよ。都合さえ付けば会いに行きやすい牧場系の良さは今回非常に実感出来ましたね。ノルマンはまだ見学不可で、東サラはバイヤー系である以上大手牧場となると見学は余りの枠の様な形とはなってしまいますが、まだ会えていない大事な出資馬たちにもいずれ必ず会いに行きたいなぁと強く思わされる旅でした。

 

次回はノルマンディーの1次募集について書くことになるかと思います。今年は他牧場生産の牝馬狙ってみたいな……(一口馬主DBの出資戦略を読んだ様な発言)

それでは。